レポート

宝石学会(日本)主催の養殖場見学会参加報告

2025年10月24日(金)、宝石学会(日本)主催で、三重県志摩市の三重県水産研究所と真珠養殖場の見学会が開催されました。養殖場の広さから人数が限られ、会員7名と、三重県真珠振興協議会から中村氏と加藤氏に案内役として加わっていただきました。
朝9時に賢島駅に集合し小型バスで移動、浜島町にある三重県水産研究所を訪問しました。最初に研究員の渥美貴史博士が、真円真珠発明の地である英虞湾を背景に研究所で行われている研究内容についての講義をしてくださいました。

 

 

養殖業者数・真珠の浜揚げ量・売上高の推移や、何年かごとに起こるアコヤガイの病気・へい死問題、貝の育種、アコヤガイのゲノム分析など、研究は多岐にわたっていました。天候や海況などの自然やアコヤガイという生物に対して、根気強く地道に研究していく姿勢が感じられ、大変充実した時間となりました。
その後、研究実験施設を案内していただき、稚貝や餌のプランクトンを育てているところを見学しました。

 

 

 

一旦賢島駅に戻り昼食を取った後、円山公園で眞圓眞珠發明者頌徳碑とアコヤガイ供養塔を眺め、また小型バスで神明の坂口養殖場に向かいました。

 

坂口養殖場では挿核手術を間近で見学することができ、またいろいろな質問に答えていただきました。

 

次は貝剥き体験です。

まず坂口さんが海から貝の入ったネットを引き上げ、作業小屋には貝剥きの道具や出てきた真珠を持って帰る小瓶などがセットされており、皆それぞれに貝を選び手順通り貝を剥いて出てきた真珠を塩で磨いて小瓶にしまっていました。浜揚げには少し早い時期のためか、あと少し育てていれば、、、という真珠がでてきた人もいました。

 

 

 

最後に、養殖で出てきた貝肉をコンポストにして再利用する場所を案内していただきました。
元々養殖の際に出た貝肉は、裏山の実のなる木の肥料として利用していたとのことでしたが、臭いなどがあるため、流通させるにはコンポストに加工する必要があるとのことでした。

 

少人数ということもあり、見学先では様々な質問に答えていただくことができ、有意義な見学会となりました。