2023年6月10日(土)11日(日)、新潟県糸魚川市で宝石学会総会・講演会、見学会が開催されました。コロナの影響で2020年から3年間オンラインでの開催だったためか、地方開催でしたが参加者は70名ほどとなり、コロナ以前の地方開催の講演会より参加者は多くなりました。皆さん、対面での開催を待ちかねていたのかもしれません。
フォッサマグナミュージアムで開催された講演会では、当研究所から3名が真珠に関する3つのテーマを発表しました。
「処理されたアコヤ真珠における蛍光挙動の変化について」
「最近見られるシロチョウ真珠の特徴」
「外観がアコヤ真珠と類似した小型有核淡水真珠の出現」
各発表の内容は、順次このマルガリータで発表する予定です。
11日は、フォッサマグナミュージアムの学芸員の方にアテンドしていただき、糸魚川の様々な場所を見学して回りました。
まず、実際にフォッサマグナの境界が見られる場所に行きました。日本列島のできる過程の解説を聞いたり、ブラタモリで訪れた酒蔵の話を聞いたりと、大変興味深い場所でした。
次に、ヒスイが実際に見られる川に行きました。ここは国立公園内ということで、石を拾って持ち帰ることは禁止されています。
最後に、拾ったヒスイを持ち帰っても良いという海岸で30分という時間制限の中、ヒスイを探しました。
何人かは、ヒスイを見つけたということでした。
詳しい解説もあり、とても充実した見学会となりました。